2012年10月19日金曜日
地下15mの土にふれる!
「ここは粘土みたいだね。」
「ポロポロとれるよ~。」
「ここは小石が多いね。」
このような子供達の声が聞こえました。
10日(水)、高速道路工事見学に出かけました。
そして現場で、ボーリング資料を見せていただいたのです。見せていただいただけではありません。
「どんどん、さわっていいですよ。」
「ほら、ここら辺は火山灰だよ。」
というような感じで、教えていただきました。
6年生は理科で「土地のつくりと変化」の学習をしています。その中で地層の観察をしたり、なぜ地層ができるのかを学んでいます。学校の近くには、地層のきれいな縞模様が見られる場所がないので、
「地層を見せてもらえませんか?」
とお願いしてみました。
すると、
「地層を見られる場所はないけれども、ボーリング資料なら紹介で きますよ。」
と教えていただいたのです。
道路工事見学と地層が結びつくという意識はあまりありませんでした。しかし、話をよく聞いてみるとまさに地層と密接に関わる分野だったと言うことがわかりました。
ボーリング資料も、それぞれの層の土をケースに入れて機械で打ち付けて何回でつぶれるか調べるそうです。それで、実際にそこに橋などの構造物を設置しても地盤がゆるんだりしないかを確認するというお話でした。
「きっと一生に一度の経験だからしっかりさわっておくんだよ。」
と子供達に話しました。たっぷり体験できました。
地層の学習の後は、切り株の移植です。5年生は、去年植えた木が成長している様子を見ることもできました。
「本物に触れる」という貴重な経験ができました。
(5,6年担任 辻)