2010年5月27日木曜日

「それは、三途の川だよ~。」

 5,6年の国語の授業では、はじめの5分を使って「話す聞くスキル」という教材を使っています。

 詩文などが載っている音読練習用の教材です。

 ここ何回かは「奥の細道」の暗誦に挑戦していました。

 そして、「奥の細道」にでてくる有名な俳句も載っているので、とりあえず1つ選んで覚えてみました。

 その中の1句が

 荒海や佐渡によこたふ天の河

 です。

 この句についていくつか聞いてみました。

①何県ですか。~新潟県です。佐渡島が見えていますからね。芭蕉が詠んだときは越後の国でしょうか。

②見ているのは日本海ですか?太平洋ですか?~当然日本海ですね。黒板に簡単に日本地図を書くとみんなすぐ理解しました。

③朝ですか、昼ですか、夜ですか。~夜ですね。

「先生、簡単だよ~。書いてあるじゃない。」

と言われてしまいました。

「えっ、なんて書いているの?」
「天の河」
「天の河って何?」
 普通の川ではなくて、空の星が川のようになっているということは、分かっていたようなのですが。

「えっ、あれ、なんだっけ?あの、死んだ人が渡る川??」

「それは、三途の川だよ~。」

思わず笑ってしまいました。

(5,6年担任 辻)